老母亡くなりまして

先月老母亡くなりました。88才。脳梗塞でした。

老父を送ってから3年半。
自己愛型人格障害に認知症が加わった老母を世話するのは
本当に厳しかった。
50代くらいの娘が母を殺したというニュースが流れるたび
身につまされていました。

デイサービス・ショートステイは絶対に行きませんでした。
「いつ死ぬかわからないから一人にしないでくれ」と言われ
出かける時は「何時から・どこへ・いつ帰る」を
紙に書いて行けと要求されました。
民生委員の定例会議に出席中、地震があれば
(車で片道8分の距離なので)
中座して老母の様子を見に行きました。
食事は朝7時・昼12時・夕18時に運びました。
食後の薬はパックから出して皿に並べさせられました。
食事を出すのが遅れると「今日は食事がないと思った。」と嫌味を言われました。
そのくせ、持っていくと「今はおなかが空いていないのであとで食べる」と。
「喉行きがいいものでないと引っかかる」というので
メニューは「軟らかく・とろみがあり・彩りがきれいで・冷めてもおいしいもの」が必須条件でした。
毎日ドールのフルーツ味のアイス棒を食べました。16本入りが2日で空きました。
龍角散のど飴は1日1袋。
老母の冷蔵庫はおやつボックス。水・ウーロン茶・果物缶・
まんじゅう・ゼリー・プリン・アンパンマンのりんごジュースを決まった場所に入れ、
それぞれ少なくなると補充。「富山の置き薬」式ですね。
それらをベッドで食べ、べたべたの
ごみをごみ箱の周りに落としていました。
毎朝毎朝、ぞうきんで拭きました。「すまないね、ありがと」とは
言いますが、自分できれいにすることはありませんでした。
掃除は自分の仕事ではないと決め込んでいました。

「娘を腰付けにしてるんだもの、こんな幸せなことはない」と
しょっちゅう言いました。

たまに、床にう○ちが落ちていました。
始末していると「それ、どうもワタシのう○ちじゃないみたいなんだテ」

記憶違いを訂正すれば
「そんなはずない・アンタの妄想だ」

めんどくさいから何を言われても笑顔でうなずくだけにしていたら
日記に「最近、Y(私のこと)が機嫌悪く口をきいてくれない」と書かれました。

正直、もう限界でした。
コロナで自宅生活になり、多くの人が不自由な生活になったと思いますが
私はコロナ前から長時間の外出はできず、外食もできませんでした。
姉が「自宅勤務になり毎日おさんどんが大変」とメールを送って
きたとき、心の底から苛立ちました。

姉は年に2回来て、滞在時間3時間で帰って行きました。
うちは老父が要介護4で、それも自宅で介護していたから
それはそれは壮絶でした。
おむつ交換は怒鳴られ・蹴られ・ときには噛まれ…。それを日に数回です。
でも、姉は「法定分」を主張し、遺産はきっちり取って行きました。
お金のことより「介護で苦労したのはアンタだけじゃないんだよ
(世間には介護で苦労している人が他にもいるって意味です。
姉はどの年寄りのオムツ交換もしたことがありません)」と
言われたのが許せませんでした。
3年半、姉を憎んでいました。

そんな姉が母を火葬場に送る車の中で
「今回は(遺産について)何も言うつもりないから」と
言ってくれたので、今までのことは水に流そうと思い、
馬鹿正直に新米の時季だったので、
老母の代わりに送ってやりました。

なのに、
姉の夫から
母が死んで3週間もたたないうちに
「妻はyチャンに全部あげるつもりになっているようです。
私もそのほうがよいと思いますが
将来両家の間に禍根が残らぬよう
自分の親の遺産は妹と法定通りに分けたので
同じようにしたらどうでしょう」的な手紙が来ました。

姉の夫もコロナで大変なのかもしれませんが
「折よく妻の母が死んでくれた=金が入る」的な態度がうすら寒い……。

何で自分が妹さんに分けた分を
私の親の遺産から取り戻そうとするんでしょう。
配偶者の受ける遺産は夫婦の共有財産にならないのに。
姉が死ぬのを待っているのかな、と勘繰ってしまいました。
まあ「今、私が死ぬのが姉夫婦にとってベストなんだな」とも思いますが。
恐ろしいです。

老母は亡くなるちょうどひと月前、
「じき死ぬような気がする」と言い、
A4の白い紙を持ってこいというので、
コピー用紙を渡すと
筆ペンで「遺言状」を書きました。
「I家に関わる一切のことは
全てYに託します」というビミョーな書き方だったので
遺言として成り立つのか?と思われますが
一応、名前・ハンコ、日付が入っています。

裁判所に「こんなのでも検認必要ですか」と聞けば
「届け出はしなくちゃいけません」と言われ
申し立てをし、今は検認日を待っている段階です。

姉に「裁判所から通知が行くけど驚かないよう」メールしたら
「遺言書があるの?」と返ってきました。文面からでも
目の色が変わったのがわかりました……。

姉の夫の「禍根」という言葉が恐ろしく
涙が出て眠れない夜もあります。
年上の男性から、こんなこと書いて送りつけられれば
脅されたと感じても当然だと思います。

介護の苦労って、全然わかってもらえないんだな、と思います。


皆様,、本日もお疲れさまでございます。








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