もう平治の乱 名誉と情け NHK大河ドラマ

次回7月1日放送のNHK大河ドラマ「平清盛」は、もう「平治の乱」。信西さまも義朝さまもいなくなってしまわれる。
  玉木宏さんの義朝さまは、「のだめ」のオレ様キャラのイメージで
  抜擢されたんだと思います。凄くはまっていたけれど、半年でいな
  くなってしまう役には玉木さん、もったいない。番組全体のイケメ
  ン度が下がってしまうじゃありませんか……。

今年の大河ドラマでは平氏と源氏がきっぱりと対照されています。
人として重んずるところはその人によって違うけれど
このドラマの中ではさしずめ
「名誉」を重んずるのが義朝、
「情け」を大切にするのが清盛。

日本では最終的には源氏が勝って
「名誉」を重んずる「武士道」が倫理の規範になってしまいました。
でも「名誉」って、利己的なものです。
「恩義」だってそうです。個人的な利益を守ろうとする心情が底にありますから。

ともに「武士の世」を目指した義朝と清盛。
でも、ヴィジョンは違いました。
「人々の幸せ」を思い描く清盛に対し
義朝は「勝つ」ことしか考えていない。優位に立つことしか。

そんな源氏は、のちのち覇権を握るけれど
骨肉相食む血みどろの政権争いを繰り返し…。

平氏は負けてしまうけれど
今も各地に「落人」伝説は残っています。
琵琶法師が語る物語にもなりました。
源氏の世になったため
「平家物語」で平氏は悪者扱いされてもいるのですが
民衆に嫌われていたのなら
そんな物語も聞き継がれず、落人伝説も残らなかったはず。
平氏は、人々の心に、何か残したにちがいないのです。
大切な「人の情け」というものを。


鎌倉時代以降は、本当に殺しあう武士の時代になってしまい
その盛衰がそのまま日本史となってしまうのですが
組織とは何か国とは何か、人の幸せとは何かを考えたとき
今の日本が変だとしたら
日本はどこかで間違ってきた、どこで間違ったのか。
今年の大河ドラマはそこを描こうとしているように思えます。
これからも注視していきたいと思っています。



(平家物語の無常観は、発展して中世の日本人の心を支えました。
鬱の雲に閉ざされている現代の日本人の心を支える力も持っていると思います)










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日本コロムビア
V.A.

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