鬱のときの顔色

某都道府県議会での、一人をみんなで糾弾するニュースを見るのが嫌でした。
自分のところとは関係のない自治体のできごとなのに
ニュースを見ようとテレビをつけるたびに流れていてとても不快でした。
はた目には「いじめ」と変わりません。
「正義」「多数」を背負えば、どんなに
底意地の悪い言い方をしても許されると思っている人たち。
議員だけでなく、メディアもです。
即座にチャンネルを変えるか、消すか、していました。

なぜ嫌だったかといえば
糾弾されている最中の方の顔色が
鬱で苦しんでいる時の二男の顔色と
そっくりだったからです。
むくみ、うっ血したように
小さくまだらに赤くなっている……。


二男がまだ小学生だったころ、
私の知人で、鬱で自死された方がいらっしゃいましたが
その方もそんな顔色をなさっておいででした。

だから二男がその顔色になったとき
とてもとてもいやな予感がしたものでした。

二男がそんな顔色を見せるようになったのは
精神科を受診して
レメロンを処方されて以後でした。
薬の副作用なのか、不明ですが。

外界との齟齬、それがもどかしい、
わかってもらえない、
遮蔽されている、
分厚い肉塊を隔てているような
気持ちの悪い圧迫感・疎外感。

それに耐えている。
そういうときの
苦悩の顔色なんでしょう。



正義を盾にすれば
いくら蹂躙してもいい、
どんな酷い表現も許されると思っている
議員やメディア。

後で、恥ずかしくならないのでしょうか。
気持ちがいいんでしょうか。

「表現の自由」? 「報道の自由」?
酷い言葉、不快な映像の垂れ流し。

「見ない自由」「聞かない自由」を行使したくても
テレビをつけたとたん否応なしに
飛び込んでくる嫌な場面。
一瞬で切っても、心には残る。傷を刺激する。


日本も、
怖い国です。

このごろ、
酷いことができてしまう「人間」というものが、
恐ろしくてなりません。



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この記事へのコメント

Kの母
2013年12月19日 18:01
私も同じことを感じていました。
人の精神を傷つけることを目的とするような酷い攻撃の連続です。
攻撃されている人も壊れてしまう前に早く降参してしまえばよいのにと思いました。そんなことに必死で耐える必要もないのに。

残念ながら私は、息子がそのような顔色をしていたかどうか、気が付きませんでした。
ようむ
2013年12月20日 00:09
コメントありがとうございます。
同じことを感じてくださっていた方がいらして、心強く思います。
選挙で選ばれた方々には子どもたちのお手本になるようなまっとうな議論をしてほしい……。

二男は実家で静養しながらレメロンを飲み始めたころ、布団から出られない状態のときなどに見ると、あんな顔色になっていました。
それもしだいになくなり、快方に向かっていったと思っていたんですが。
ワカンナイ病気です、本当に。

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