高齢者の食事 ひたすらにトロミ

老母(86歳)。要介護1です。
老父は、昨年、要介護4・87歳で亡くなりました。
中でつながっている二世帯住宅なのでほぼ同居です。
「生計は別」だと老母には言い張られますが
こちらの「労働力」は老母によって無限に使われます。

老母の食事、
6月初めまでは朝食だけ作ってやっていればよかったのに、
その後、昼と夜も私が作る破目になっています。
それまで、老母は「アンタの世話にはならない!」と豪語し、
自分の分の食事にはワタミを利用していたのですが、
ある日、ワタミの配達の人に
「ワタシ、流動食になったんです。」と言って
突然やめてしまいました。

まんじゅうやらケーキやら、ぱくぱく食べていたくせに。
なーにが流動食なものですか。

老母に、「ワタミをやめてどうするの? 私が今度からご飯作らなきゃってことだね」
と言えば「いーや。ワタシは自分で適当に食べる。昼はバナナと『ふっくらまんじゅう』(地元の菓子屋のスポンジ生地のクリームまんじゅう」、夜はおかゆに梅干しでいいもの」
と阿呆なことを言いました。
そう言えば娘の私が「栄養が足らない」と見かねて食事の面倒を見ることを、計算しての発言です。
ああ、気持ちが悪い。

でも、まあ、仕方がないので作っています。
食費は気まぐれに2万円くれる月もあれば、認知症のせいか・とぼけているのか、
くれない月もあります。
くれたとしても、ひと月2万円で朝昼晩は厳しいです。
自称「お嬢様」育ちで、食べたいものが贅沢なのに。

そのうえ、「梅干しの皮まで喉にひっかかる」そうで、
「喉行きのいい」ものでなければ食べられないと言い張ります。

だから、「とろみ星人」です。
片栗粉の消費量が激しくなりました。
長いもは擦って、平らに冷凍したものを常備しています。
今は夏なのでオクラ、モロヘイヤ、空芯菜、ツルムラサキなど、トロミ野菜が豊富で助かります。

基本、肉やエビは、ハンバーグ状態にするか、
片栗粉付けて軽く焼いた後、だしでさっと煮ます。

困るのは魚。
青魚は嫌だ、骨は嫌だというので
刺身用の白身魚をそぎ切りにして片栗粉つけてしょうが風味で煮魚風にします。
焼き魚は「ぱさぱさ」してだめだそうです。
どうしても焼き魚にしたいときは
長いものすりおろしを「とろろ」にしてかけたり、
片栗粉と粉寒天をコブだしで煮たてて軽く調味したものをかけたりします。
(それでも私、自分で味見して「ぱさぱさしてるかな」と思うといらいらして
棄ててしまいます。)

老父は亡くなる直前まで焼き魚、大丈夫だったのに。骨だって自分で箸で上手に取って食べてくれていたのに。

老母、面倒くさいです。

お医者に診てもらっても
喉に異状なんてないんですよ。

単に気分の問題です。
でも、気分の問題なので
「高齢者様」の意に沿うように作ってやらなければなりません。

今は、そういう世の中です。
高齢者の人権は尊重されているのに
介護者の人権は顧みられておりません。
改善しなければなりません。

皆様
いつもいつも本当にお疲れさまでございます。





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